ジェイメール 評価

ジェイメールがつないだ、SF好きなふたりの物語

 

「では、友人代表として、新婦の馴れ初めについてお話しします!」

 

 

結婚式でそんなセリフから始まったスピーチに、会場は笑顔とちょっとしたざわめきに包まれました。なにせ、ふたりの出会いはちょっとユニーク。共通の趣味はSF映画。でもそれだけではなく、その出会いの場が「ジェイメール」だったんです。

 

 

新婦が日記に書いていたのは、「スター・ウォーズ」や「ブレードランナー」、そして彼女のいちばん好きなシリーズ「スタートレック」について。

 

 

「今日のカーク船長、ちょっと感情的すぎない?」なんて、わかる人にしかわからないツッコミを毎日のように更新していたそうです。

 

 

そこに現れたのが新郎。彼もまたSF映画マニア。日記を読んで思わずメッセージを送ったのが始まりでした。最初は軽いコメントだったのが、次第に熱のこもったやりとりへ。

 

 

そして、あの日??。

 

 

話題が「スタートレック」に触れたときのこと。「ファンって“トレッカー”って言うよね?」と彼が言えば、「えっ、“トレッキー”じゃない?」と彼女。

 

 

まさかの意見の相違。どちらも譲らず、長文コメントで応酬していたのに、ふと彼が「……もう会って直接話そう」と送ったメッセージ。

 

 

それが初対面のきっかけだったそうです。

 

 

「まるで通信障害の起きた宇宙船で、ついに会って話すことにしたクルーみたいでした」と笑って話す新婦に、会場からもくすくすと笑いが起きていました。

 

 

共通の趣味があるって、やっぱり強い。お互いの「好き」が自然と重なるから、話が尽きない。

 

 

日記やメッセージを通じて、無理なく距離が縮まり、やがて「この人となら」と思える相手になる。

 

 

ジェイメールって、そんな“出会い方”ができる場所なんだなと、会場にいた誰もが感じていました。

 

 

趣味がきっかけで出会い、自然に会話が弾み、気づけば一緒に未来を描いている。似た者同士のふたりだからこそ、これからもたくさんの「好き」を分かち合っていくことでしょう。

 

 

「“トレッカー”か“トレッキー”かの論争は、いまだに決着がついていませんけどね(笑)」

 

 

そんなオチでスピーチを締めくくった友人に、ふたりは顔を見合わせて照れ笑い。そして会場中が、あたたかな拍手に包まれました。

 

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